R7教育におけるICT活用事例 最優秀賞 木原航教諭(武雄市立御船が丘小学校)
授業概要
学年・教科等
小学校 国語
実践の概要
ICTや生成AIを効果的に活用し、個別最適な学びを目指した実践
本実践は、東京書籍3年生国語「心が動いたことを詩で表そう」の単元を対象とした。従来の授業では、お手本の詩に影響され画一的な作品が多くなる傾向があるが、ICTと生成AIの積極的な活用により、この課題を克服し、表現の多様化と個別最適な学びの実現を目指した。
STEP1 お手本の詩を読む(生成AIによる多様化)
児童が書きたいテーマが「タイピング」や「水泳・旅行」など多様化している状況に対応するため、生成AIで様々なテーマのお手本を作成し提示した。これにより、児童は自分の興味に応じたテーマで表現の着想を得られるようになり、一律の作品から脱却するための基盤を築いた。
STEP2 言葉を集める(協働的な学びと生成AIとの対話)
言葉集めには、Padletを使用した。従来のワークシート形式では見えなかった「友達が集めた言葉(他者参照)」を共有できる環境を整備し、互いの発想から学び合う協働的な活動を促進した。さらに、比喩表現など集めるのが難しい言葉については、生成AIとの「対話」を通じて、教師が手本の比喩を収集した。
STEP3 詩をつくる(詩作りの自由進度コース)
詩の作成では、児童間の進度や習熟度の差に対応するため、自由進度学習で行った。具体的には、ワークシートを使うコース、Canvaでも作成するコース、2つ目の詩を作るコースなどを設け、児童は自由進度スプレッドシートで進捗を自己管理しながら、自身のペースや希望に合った学び方を選択できるようにした。
このICTと生成AIを活用した実践の結果、従来の課題であった画一的な作品から脱却し、児童「一人一人の心が動いた場面が詩でできる」ようになり、表現力の多様化と質の向上を達成した 。また、生成AIを効果的に活用することで、教師自身の負担軽減も達成できた事例である 。
使用ソフト
スプレッドシート、Canva、Padlet、Gemini
キーワード
教育におけるICT活用事例、国語、生成AI
